飲食店

居酒屋「紘じん」様

お母様と娘様がお二人で営む、居酒屋様のロゴデザイン。 広島の己斐(こい)で営む居酒屋さんで、"己斐(こい)で一番いいお店にしたい"ということを伺っていたことから、己斐(こい)の歴史や居酒屋としての要素を多く取り入れた唯一無二のデザイン。 "大衆酒場"ということから、見た目は楽しげで"ちょっと小洒落たいい酒"が出てきそうな、思わず入ってみたくなるデザインに。

居酒屋「紘じん」様
居酒屋「紘じん」様
居酒屋「紘じん」様

●己斐の歴史としてのデザイン 「己斐(こい)で一番いいお店にしたい」という思いを伺っていたことや、シンプルではなく複数の要素を組み合わせたものがご希望というところから「己斐の要素」を多く取り入れた。 己斐の歴史として、「鯉」「植木(植物)」「俵もみ(米)」というキーワードがあることから、ロゴマークの中には「魚」「植物」「稲」を取り入れた。

植物の要素としては「幸福」の花言葉をもつ「たんぽぽ」を取り入れた。紘じんという店名の由来が「幸甚」からきている点においてふさわしさを感じた。また、お店の雰囲気が大衆酒場のような、身近で親しみがある雰囲気であるという点においても、たんぽぽは誰もがよく知る身近な植物であるという点でも相応しさを感じた。

●己斐とお酒のデザイン 「酒」という文字でお酒の要素を取り入た。文字は、縦から見ると漢字で「酒」だが、アルファベットの「KOI」という文字も使われており、「己斐にある酒場」であることを端的に表現した、唯一無二のデザインになっている。

居酒屋「紘じん」様
居酒屋「紘じん」様

B案よりもよりスタイリッシュにまとめ、若者層にも受け入れられやすくしました。 日本酒がメインと伺っていたことから、徳利をメインモチーフとしており、徳利が二つ並んでいるのは、先生とお母様がお二人で開業されるということから、二人をイメージしているためです。

また、お酒のおつまみのことを「肴」と言いますが、肴を魚と置き換え、徳利と合体させたデザインになっています。肴を魚とした理由としては、B案で前述した通り、己斐には鯉(魚)の歴史があったためです。 また、「己斐気な酒と肴」の「己斐気」は「小粋」から着想をえたオリジナルの言葉になります。己斐で小粋な酒と肴を楽しめるのは紘じん、ということを親しげに表現しました。